若手の公務員の方のなかには、「公務員の給料って安い!」と嘆いている方も多いのではないでしょうか?
公務員と一口に言っても、国家公務員の総合職から地方公務員まで幅広い職種があるので賃金にも幅があります。
地方の市役所に勤めている場合など、地域手当がない地域もあり、その場合だと余計に給料が安いと感じる場合もあるかもしれません。
公務員の給与は民間企業との均衡を図るために、民間準拠の「人事院勧告」をもとに決定されています。
そのため、決して民間企業より安すぎるといったことはないのですが、大企業などと比較すると安いなと感じることは多いかもしれません。
この記事では、「今より少しでも暮らしをよくするためにできることはないか」と考えている公務員の方におすすめの行動を紹介します。
【難易度★】つみたてNISA・iDeco・ふるさと納税
公務員を続けながら、簡単に取り組める資産形成の方法としては「つみたてNISA」や「iDeco(イデコ)」などの節税方法があります。
特に、2024年1月からは新NISA制度がスタートすることになっており、これまで以上に資産運用が行いやすくなります。
また、「ふるさと納税」の仕組みを使って、お米やお肉など日々の暮らしに役立つ返礼品をゲットするというのもおすすめの方法です。
たまに、公務員でも「ふるさと納税」ができるかという疑問を持たれる方もおられるようですが、公務員でも行うことができます。
【難易度★★】資格取得・スキルアップ
残念ながら、公務員の場合、資格を取得したからといって民間企業のように資格取得手当などわかりやすい形で資格取得の成果が賃金に反映されることはありません。
ただ、一部の専門的な業種によっては、資格取得が昇進に関係する場合もあります。そのような業種の人は、資格取得に取り組むのもよいでしょう。
また、特定の資格が必要でない職種の方でも、公務員からの転職を考えている場合や、今後の人生で役立つ資格を求めている場合は以下の資格やスキルの習得がおすすめです。
転職やフリーランスを目指している場合
- プログラミング
- Webデザイナー
自分の生活で役立つ資格を取得したい場合
- FP(ファイナンシャルプランナー)3級
- 簿記3級
【難易度★★★】転職
公務員の場合、どんなに優秀で良い評価をもらったとしても給料に大きな差は生まれにくいです。
今の給料に不満で大きく稼ぎを増やしたいのであれば民間企業等に転職するという選択肢もあります。
特に、若い世代の人であれば転職しても新たなキャリアを築ける可能性も高いので検討してみる価値はあります。
そもそも、転職したいような仕事があるのか、自分の能力や年齢などを考慮して転職が可能なのかまずは転職エージェントに相談してみることからはじめてみましょう。
【難易度★★★】副業 *条件あり
難易度はやや高めですが、公務員でも一部許されている副業に挑戦することもできます。
公益性の高い地域貢献活動で副業
一般に、公務員は副業が認められていませんが、最近では条件付きで副業ができる自治体も出てきています。
例えば、神戸市では平成29年に「地域貢献応援制度」というものができ、社会性・公益性の高い地域貢献活動に、報酬を得て従事することができるようになりました。
副業ができるっていうのは魅力的だけど、公益性の高い活動じゃないと副業できないのか〜。
実は、他にも小規模農業や不動産投資などの副業は認められているんだよ。
不動産投資で副収入
最初のとっかかりはややハードルが高いですが、不動産投資で副収入を得るという方法もあります。
ただし、公務員ができる不動産投資には規模などの条件があります。
\公務員ができる不動産投資、規模の条件/
- 不動産の規模が5棟、10室未満であること
- 家賃収入が年間500万円未満であること
- 本業に支障をきたさぬよう、管理業務を外部に委託すること
実は、我が家も3年前より公務員の夫名義で不動産投資(アパート経営)を行っています。
まとめ
この記事では、公務員の給料が安いと悩んでいる方ができる具体的なアクションについて紹介しました。
対処法として、大きく分けると
- 公務員として働き続けたまま何かをするのか(つみたてNISA・資格取得・副業など)
- 公務員から職種を変えることで賃金アップを図るのか(転職、スキルを身に着けてからの転職)
のいずれかになると思います。
まずは難易度の低いものからでもチャレンジして、少しでも今の生活が豊かになることを目指しましょう!
我が家でも引き続き、様々な取り組みをして紹介していきたいと思います。