公務員試験の試験科目は民間企業志望者が受験するSPI試験とは内容が異なります。
最近では、民間志望者への門戸を広げようとSPI試験を導入する自治体も増えてきていますが、主流は公務員試験特有の教養試験・基礎能力試験です。
教養試験や基礎能力試験は文章理解(現代文・英語など)・数的処理・時事問題などの科目があり、最終合格するには対策が不可欠です。
また、最終合格を勝ち取るためには教養試験以外にも経験者論文や面接などの対策をする必要があります。
今回の記事では、公務員試験の経験者採用試験の対策について書いていきますが、結論から言うと、公務員経験者で試験に対して自信がある人以外は通信講座を受講することをおすすめします。
それぞれのメリットとデメリットや判断基準について書いていきますので、迷われている方はぜひ参考にしてみてください。
\この記事はこんな人におすすめ!/
- これから公務員の経験者採用試験を受験する人
- 独学か通信講座受講か迷っている人
独学のメリット
金銭的な負担が少ない
独学は金銭的な負担はほとんどありません。
公務員試験経験者の夫は別記事で載せている参考者3冊だけで最終合格したので、受験にかかった費用は1万円ほどでした。
費用を抑えて、公務員に転職したい人には独学が最適です。
自分のペースで勉強できる
独学の場合、自分好みのテキストや問題集などを書店で選んで学ぶことができます。
ところが通信講座ではそうはいません。
授業で使われているテキストをベースに勉強する必要があり、自分でテキストや問題集を選ぶことで講義内容で触れられていたことがテキストに載っていないといったことも生じる可能性があります。
テキストはカラーでないと覚えにくい・テキストでも問題演習が多いものが良いなど自分好みのテキストを使用できるのは独学の強みです。
独学のデメリット
自己管理が極めて重要
独学は休もうと思えばいつでも自分の意思で休めます。
社会人だと日中の仕事で疲れたり、会社の同僚からの飲み会の誘惑にのってしまい、勉強時間を確保できなくなりがちです。
自治体に即した最新の情報が得られにくい
予備校や通信講座を受講していると、これまで蓄積された情報や最新の試験情報に触れることができます。
独学の場合は筆記試験の傾向、面接や論文の対策と傾向など独学では得られない貴重な情報を得ることが難しく、不利な状況で試験に臨むことになります。
第三者の意見を聞くことができない
公務員試験では、第三者の意見を参考にして対策を進めたほうが良いものもあります。
面接や論文については、客観的に判断してもらい、採点のポイントを確認することで最終合格点に近づく可能性が高まります。
通信講座のメリット
専門教材の使用により、合格まで最短距離で進める
講座内で使用されている質の高い専門テキストや問題集を使用することにより、短時間でことができます。
社会人にとって短時間で効率的に学べるのはありがたい!
また、講座内で使用されているテキストを使用するメリットとしては、復習の時に講義の情景を振り返ることができ、知識の定着を図りやすい点が挙げられます。
採点しづらい論文を第三者に添削してもらえる
論文については、書籍も多く出版されていますが一人で対策をするのが難しい面があります。
論理の飛躍や言い回し、主語と述語の不一致など第三者が見ればすぐに気づくことができることも自己採点すると気づくことが難しいのです。
通信講座を受講すれば、論文の添削サービスがついてくるので利用することで論文にも強い受験生になることができるでしょう。
模擬面接を受けることができる
対策が難しいにもかかわらず、公務員試験で最も重視されるのが面接試験です。
筆記試験や論文で成績がよかったとしても、面接試験の成績が悪ければ公務員になることはできません。
想定問答を準備し、一人では何回も練習して面接に備えることは可能ですが、人を前にして話すのとは状況が全く違います。
練習の時にはスラスラ言えていたことも本番では緊張で頭が真っ白になり、言うべきことを忘れてしまうことはよくあります。
また、最近ではZoomなどを利用したWEB面談も増えてきており、独自の対策も必要です。
画面を通じた見え方、声のボリュームなど自分では気づけないことを面接対策講座を通じて対策することが合格への近道です。
通信講座のデメリット
独学に比べると費用がかかる
通信講座を受講するには10万円〜20万円ほどお金がかかります。
公務員試験に合格すればこのお金もすぐに取り戻すことができますが、取り戻せるかどうかわからない中で投資するには勇気がいりますよね。
しかし、個人的には万全の受験準備ができ、念願の公務員になることができるのであれば投資する価値があるのではないかと思います。
独学は思っているよりも孤独な戦いです。
社会人として働きながら、試験対策をして試験に臨むというのは並大抵のことではありません。
そのような時のサポートとして、通信講座を活用することは今後の人生を左右する上でも賢い選択になるでしょう。
公務員試験対策で私がおすすめする通信講座はSTUDYing(スタディング)です。
STUDYing(スタディング)の強みは以下の点です。
教養試験は傾向を踏まえた学習により合格水準の得点力を獲得
対策が難しい経験者論文と面接対策に完全対応
指導経験豊富な担任講師との相談サービス
スマホで動画視聴可能なので通勤途中などのすき間時間が勉強時間に変わり、場所を選ばずに時間を有効に使うことができます。
費用も社会人経験者合格コースであれば、6万円から受講でき、大手予備校に比べれば割安で試験対策をすることができます。
※最終合格すればお祝い金として、1万円をもらえる制度もあるので実質5万円代で受講も可能になります。
公務員試験に不安を感じている人は初回講座を無料でお試しできるのでぜひ試してみてください。
迷った時の判断基準
ここまで読んで、自分は独学が良いのか、通信講座を利用したら良いのか迷っている人もいると思います。
下記を参考に独学か通信講座どちらで公務員試験対策をするほうが向いているのかぜひ参考にしてみてください。
独学でも大丈夫な人
公務員試験を受験し、最終合格したことがある人
公務員試験を受験したことがある人は試験に対する知識が備わっている状況です。
これは他の受験生よりもアドバンテージがあり、再び公務員試験を受ける時にも力を発揮します。
一人でもやりきる継続力を持っている人
公務員試験は思っているよりも孤独な戦いです。
たいていの人が家族以外には試験を受験することを公言しないので、一人での挑む長期戦になります。
高校入試や大学入試はクラスの友達と切磋琢磨しながら乗り切ることができますが、公務員試験については通信講座を利用しない限り、自ら勉強計画や面接対策をして行動に移す実行力や学び続ける継続力が求められます。
通信講座を利用した方が良い人
公務員試験を受けたことがない人
これまで民間企業で働いてきて、公務員試験を受験したことがない人はテキストや問題集だけで対策することはおすすめしません。
公務員試験は、独特な試験を課すので基本的には独学で乗り切るのは難しい試験です。
私の周りの公務員でも、独学で合格した人はほぼおらず、大学の学内講座や予備校を利用して合格した人が大多数でした。
経験者論文や面接試験に自信がない人
筆記試験であれば、明確に正解は決まっているので対策しやすいですが、論文や面接試験については対策するのが難しいです。
書籍などで一定の知識を身につけることができますが、知識を入れることと実践で大きく異なるのが論文と面接試験です。
これらは実際に第三者に見てもらうことで、改善点がわかり、より良い結果になっていく類の試験なので自信がない人は通信講座でサポートを受けることをおすすめします。
強制力があったほうが良い人
根性論になりますが、人間は自分に対して甘い生き物です。
できれば苦労したくないですし、楽なほうに流れていってしまいます。
今の環境でも生きていくのに困らないのであれば、わざわざ苦労して公務員試験を受験するために時間も体力も使って勉強しようとは思いません。
通信講座で一定の強制力を自らに課して、サポートを受けながら乗り越えるのも一つの手ではないかと思います。
まとめ
今回は公務員試験対策は独学か通信講座を受講したほうが良いのかについて記事にしました。
独学・通信講座それぞれにメリット・デメリットがあります。
公務員試験経験者はよほどの不安がなければ通信講座を受講する必要がないと思います。
一方で、論文や面接試験の対策のためにも公務員試験を受けたことがない人は通信講座を受講することをおすすめします。
どちらを選択をされても、公務員を目指している方が試験に最終合格できるよう本ブログでは役立つ情報を発信していきます!