事前に面接で聞かれることがわかれば対策しやすいのになあ
夫も転職面接の時には想定質問を50個ほど用意して試験に臨みました。
本やネットで調べていたこともあり、大抵は想定していたことを聞かれたので、面接は満足できる結果でした。
しかし、全く想定していない質問が飛んできた時には一瞬頭が真っ白になったとのことで、考える時間をもらい、なんとか捻り出して答えることができました。
面接試験においても、筆記試験同様に事前準備は必須であり、付け焼き刃の対策では対応できません。
今回は、夫が2次試験、最終試験で実際に聞かれた質問について書いていきます。
これから面接試験を受けられる方はぜひ参考にしてみてください。
\この記事はこんな人におすすめ!/
- 公務員への転職を考えている人
- 面接試験に不安を感じている人
面接試験の傾向
経験者採用試験の面接試験の特徴は人間関係に関する質問が多い印象でした。
その理由は転職理由の大半は人間関係のトラブルによることが多いからです。
面接官が懸念しているのは以下の2点です。
・受験者が現在の職場が嫌で転職をしたいと思っているのか
・職場でトラブルを起こしたことによって転職を検討しているのか
このような面接官の懸念点を取り除くことが、最終合格するには大切です。
採用しても問題ないことや組織にどのように貢献できるかを面接の中で最大限にアピールしましょう。
次からが夫が実際に面接で受けた質問です!
面接で受けた9つの質問
①自己紹介をお願いします。
最初の質問は王道の自己紹介。
第一印象は一度決まってしまうと、ひっくり返すのが難しいので最初に魅力的な人材、一緒に働きたいと思ってもらえるかが肝心です。
これまで経験した仕事や仕事から得たスキルを棚卸しし、端的にまとめ、面接官に良い印象をつけましょう!
②なぜ転職しようと思ったのですか?
この質問に対して絶対にしてはいけない回答は前の職場が嫌で転職を決意したという回答です。
転職は大半の人が現在の職場になんらかの不満があって検討するものであり、不満がない人は転職を検討しません。
面接官もその点は理解しているので、今回の転職はキャリアアップや自己実現のための転職であることをアピールしましょう。
マイナス理由の転職であっても、ポジティブな理由を語ろう!
決して公務員が楽そうだからとは言わないように!
③これまで仕事で苦労したことはありましたか?
質問の意図は、どのようなことが苦手で困難に直面した時にどのように対処する人間なのかを確認したいのではないかと思います。
社会人を長年続けていると、求められるレベルが高い仕事や思いもよらないトラブルなどに見舞われることがありますよね。
そのような乗り越えるのにひと苦労する仕事に対して、これまでどのように対処してきたのかを面接官は確認をしたいのです。
現在の職場での仕事を振り返り、整理しておきましょう!
④苦手なタイプはいますか?
誰とでも仲良くできれば良いですが、現実的にはそうはいきません。
性格的に合う人もいれば、合わない人もいます。
そのような苦手な人に出会った時に職場でどのように対処してきたかを面接官は知りたいのです。
苦手な人に出くわした時にどのように対処しているか思い出してみましょう!
⑤周りからどのような人だと言われますか?
周りからの評価は客観的なものであり、信用できるものです。
これまでの仕事ぶりを上司や同僚がどのように見ていたのかは転職後の活躍をイメージできる材料になります。
上司や同僚から言われた一言を心に留めておき、シチュエーションや根拠を整理しておきましょう。
自分では当たり前だと思っていることでも上司や同僚は評価してくれていることが意外にあります!
⑥転職後、どのような仕事をしたいですか?
面接官は転職後の活躍を期待し、受験者が転職した後の仕事をイメージがしっかりできているか確認することがあります。
これまでの社会人経験をもとに話を展開したほうが説得力のある回答をできるのではないかと思います。
例えば、これまでは現場の福祉施設で働いてきたけれども、公務員として福祉全般に関わっていきたいなど現在と未来を紐付けることができれば面接官も納得してくれるでしょう。
転職後のイメージを持っておくことは、道のりが長い試験のモチベーション向上にもつながるので大切です!
⑦挫折経験はありますか?(その経験から何を学びましたか?)
挫折経験は人を成長させてくれます。
どのように克服し、その経験から学んだことを順序立てて説明することが必要です。
併せて、この質問のポイントとしては、最後は必ずポジティブに締めくくりましょう。
挫折経験なので、最初がネガティブな理由で始まることが多いと思います。
大変だったけれども、その経験は今の自分にとってはなくてはならないものであり、無駄ではなかったという趣旨の回答ができれば面接官を安心させられるでしょう。
学生時代のエピソードよりも、社会人経験を通じての挫折経験のほうがベター!
⑧上司から改善したほうがよいと言われたことはありますか?
この質問は上司からの改善命令に対して本人がどのように向き合うかを確認する意図があります。
上司は普段から一番間近で部下の仕事ぶりを見ており、適切なアドバイスをしてくれる存在です。
その上司からのアドバイスは的を射ていることが多く、指摘されたことを真摯に受け止め、改善に努めることができるのかについて確認しているのだと思います。
エピソードと改善できた事例をセットで話せるようにしておきましょう!
⑨奥さんはついてこれますか?
わが家の場合、住んでいるところから遠方の自治体を受験したため妻である私がついてくることが可能かを確認されました。
このような質問をする意図は家族に相談せずに公務員試験を受験し、最終合格後、家族の反対により辞退されることを避けるためです。
家族がいる人の場合、転職は家族への影響も大きく事前の相談は不可欠です。
特に配偶者には真っ先に理解してもらっておく必要があります。
面接では配偶者が今回の転職を理解しており、帯同できることを話せるようにしておきましょう。
長い試験を切り抜けるための一番の支え、理解者になるのは配偶者(家族)です!
まとめ
今回取り上げた9個の質問は実際に夫が面接本番でされた質問です。
試験本番で突然、面接官に聞かれても答えられる質問もあるかもしれませんが、答えにつまる質問もあったのではないでしょうか。
準備はどれだけしてもしすぎることはありません。万全の準備で面接試験に臨みましょう。
また、面接官がする質問は必ずなんらかの意図があります。
想定問答を考える際は、なぜ面接官はそのような質問をするのかまで深掘りをすることで、この人を採用して大丈夫かという面接官の不安を取り除きましょう。
そこまで対策できれば、最終合格ももうすぐです!
転職に向けて私から一言
諦めなければ叶うかもしれない。だけど諦めたら100%叶わない。
あなたの夢応援隊 ゆめみい